神社仏閣の中枢を担う造形職人
宮殿師集団
この度は、ウナテ工房のホームページをご覧頂き、誠に有難う御座います。
ウナテ工房は平成4年に、すべてに感謝をモットーに開業して以来、京仏具の御宮殿、御須弥壇を造り続けてきました。
驚かれるとは思いますが私達は図面では無く、『杖』と『型』で御宮殿を製造しています。
杖は、2センチメートル角で長さ2メートルほどの棒です。
この棒一つで御宮殿の間口、奥行き、高さ細部の振分けなどが書き込まれています。 型は、屋根などの曲線や重なり合う所の角度などが書き込まれています。
この2つを使い御宮殿を製造しています。
完成品からは見る事が出来ない木地ですが、御本尊を安置する大切な所なので、 見えない部分まで精密な仕事で手を抜く事はありません。脈々と受け継がれてきた伝統を守り、継承して行く事が私達の使命だと思っています。
日本の伝統工芸品のひとつである佛具
それは実にさまざまな専門職の人々の手を経てようやくその形をあらわす。
その中のひとつの専門職が宮殿師である。
お寺の本堂の中で一番大事な所、仏様を御安置する場所を作っている。
円柱状の柱抜きから瓦にいたるまでの、たくさんの小さい木の部品を作り、それらを組んで接着剤でつなぎ作り上げていく。
宇奈手 正博(うなて まさひろ)
全てに感謝をモットーに開業して30年、京仏具の宮殿師として様々な形や大きさの御宮殿、御須弥壇を製造してきました。
常に新しい視野を持ち培ってきた技術や経験を活かし創造を形にし、更なる技術向上を目指し突き進んで参りますので一層のご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
宇奈手 正志(うなて しょうじ)
恥ずかしながら幼き頃の私は初代がどの様な仕事をしているのか知りませんでした。
初代の背中を見て育った私はもの作りが好きでした。
宮殿師の道に進んでから13年この仕事が好きで、技術をしっかりと身に付けてきました。
先代の技術、経験、知恵を基に新たな発想や展開を加え、新しくも古の技を巧みに使い、
創造し発展し続ける事こそ私に与えられました使命であります。
是非私達、ウナテ工房にご期待ください。